仮想通貨短期売買のデメリット

仮想通貨(暗号通貨)市場では、仮想通貨市場全体の大きな値上がりや荒い値動きにより短期売買で荒稼ぎしている人が多いというイメージがあるかもしれませんが、仮想通貨(暗号通貨)のFX、現物共に短期売買は、現在利益より害の方が多いのではないかという状況で、私はFX、現物共に仮想通貨市場での短期売買は避けた方が良いのではないかと考えています。

今回の記事では、その理由を挙げていきます。

 

仮想通貨の短期売買をオススメしない理由

FXや株に比べてはるかに税金が高い

ビットコインの税率

これは私の仮想通貨(暗号通貨)投資法の記事で、私がなぜ現物長期投資を選んだのか、その理由でも書きましたが、仮想通貨市場では現在利益を確定させてしまった場合、利益にかかる税金の取り扱いが、総合課税の雑所得扱いで、税率は所得税45%、住民税10%と合わせて、最大55%となります。

これはFXや株の税率が所得税15%、住民税5%、復興特別所得税0.315%の合わせて、20.315%と比べてもとても高い税率です。

FXや株と違い損失繰越ができない

FXや株では、個人でも3年間の繰越控除が利用できます。
例えば今年1000万円という大きな利益が出たとしても、去年と一昨年で合わせて800万円という損失が出ていた場合、この損失を確定申告により損失繰越していれば、去年と一昨年の損失と今年の利益を相殺することができます。

これにより、今年の利益は損失分を差し引いた200万円ということになり、200万円に対してのみ課税されます。
FXや株では、この3年間の繰越控除を利用することができるため、取引による損失リスクを大幅に減らすことができます。

正直、この繰越控除がないのは結構きついです。
総合課税の雑所得扱いで、税率MAX55%の最高税率を課していて、繰越控除がないという時点で、短期売買という選択肢は私の中にはありません。

取引環境や取引条件がFXよりも悪い

FXや株と比べて、取引環境や取引条件が悪いです。

スプレッド(売り買いの価格差)や取引手数料で、そもそもマイナススタートの額がFXより大きく、取引を繰り返せば繰り返すだけマイナスになりやすい上に、仮想通貨のFXではスワップ金利が売り買い共にマイナスなので、仮想通貨のFXを使って長期保有という選択肢も良策とは言えません。

レートが気になって集中できない

これはFXや株も共通ですが、短期売買の大きなデメリットの一つがレートが気になって本業に集中できないことです。
これは時間が勿体ないし、相場に一喜一憂していると消耗が激しいので辞めた方が良いです。

 

このように仮想通貨(暗号通貨)のFX、現物共に短期売買は、FXや株に比べて現状厳し過ぎますので、仮想通貨(暗号通貨)での短期売買はオススメしません。

仮想通貨(暗号通貨)に投資するなら、現物長期投資が良いですし、短期売買をするならFXや株の方がメリットが大きいです。

 

私の仮想通貨(暗号通貨)投資法に戻る

FXと暗号通貨を活用して億万長者になった男のブログTOPに戻る